①本尊阿弥陀如来像並びに両脇侍
本尊阿弥陀如来像は今からおよそ350年前、中興第5世教誉の代(江戸時代中期)、両脇侍の観音・勢至菩薩像は第6世の代に安置された。
②清見寺縁起カシャ斬りの図
今から400年前、岌山上人と林虎郎が妖怪カシャを退治した伝説をものとに描かれたもの。中央の黒雲が得体の知れない魔物を表し、岌山は祈りで林虎太郎は刀で立ち向かい、見事カシャを退治した。
製作:杉本聡子(藤沢市) 2021 年
③薬師如来像
病を治す仏さま。左手に薬壷を持つ。
④開基鹿野(狩野)和泉守の位牌
郷士鹿野和泉守は、1596年(慶長元)に京都から崇誉岌山を招いて再興させた。
※厨子内の位牌が鹿野和泉守のもの
⑤中興開山岌山上人像
当山中興開山岌山上人の像。得体の知れない魔物カシャを退治したことにより人々に崇敬されたと伝わる。1996年(平成8)、再興400年祭に際してこの像を修復し、盛大に練り行列を行った。
⑥ 雲中菩薩像
阿弥陀仏とともに、念仏者の臨終にその姿を現すとされる諸菩薩。たなびく雲が躍動感あふれる場面を表現する。
⑦ おびんずるさま
お釈迦様の弟子、おびんずるさま。なでれば痛みや病気を治してくださるという不思議な力がある。
年代:1685年(貞享2)
作者:神奈川三寳寺仲興利天作
⑧ 六字名号(関通筆)
江戸時代中期の名僧関通上人(1696~1770年)筆。
⑨ 火車切(写真)
黒塗の拵えとともに伝来し、上杉謙信の腰刀とされる。通称「火車切」といい重要美術品に指定されている(佐野美術館蔵)。
当山において制作したカシャ斬り刀剣のモデル。
⑩ 華鬘(けまん)
仏堂を飾る荘厳具で、唐花や鳳凰が透かし彫りされている。
11、大本山増上寺大殿の古瓦
1974年(昭和49)建立当初の古瓦。
12、観音菩薩像(絵画)
製作:石橋一魁 (北軽井沢)2018年
13、地蔵菩薩像(絵画)
製作:石橋一魁 (北軽井沢)2018年
14、 大聖観世音菩薩像
1996年(平成8)、当山再興400年を記念して造立された身の丈約5mの石像。
仏師:長岡凞山(北海道滝川市)石材:御影石(福島県小野町産)
15、 大蓮華(だいれんげ)
2015年(平成27)、極楽浄土に開く蓮台を境内に安置。だれでも座って瞑想したり、立って榛名の外輪山や岩櫃山などの眺望を楽しんだりできる。
16、 鐘楼(しょうろう)
1749年(寛延2)、第8世寒誉の代に建立された。もと高台にあったものを約60年前に現在の地に移築した。建立当初は「時の鐘(かね)」として人々に時を知らせる役目を担っていた。
17、 六地蔵(ろくじぞう)
1758年(宝暦8)、第8世寒誉の代に中之条町の定右衛門以下15名によって寄進されたもの。
18、 当山歴代上人並びに開基狩野一族墓所
階段を上がると正面に歴代上人の墓石、その右に開基狩野一族の墓石が並んでいる。