今月の言葉「だれもが必ず 心をキレイにできる」
今月の言葉「だれもが必ず 心をキレイにできる」
心をいつもキレイにしておくことはとても難しい。人間はむさぼり、いかり、愚かさに代表される煩惱によって、自分の身から、口から、そして意(こころ)から多くの罪が表れ出て、それによって悩み苦しみ続けてきた存在だからである。私たちは気の遠くなるような昔から、そうやって迷いの世界を輪廻してきた、つまり彷徨い(さまよい)続けてきた。
もともと人の心はキレイではないといえる。
しかし、みほとけの智恵、完璧な存在を前にして、謙虚に自分を見つめ、罪を悔い改めることで、清らかな心に近づこうとすることが大切だ。
問題は自分の心がキレイではない、と気付けるかどうかだ。
身なりを美しくするだけではいけない。心をキレイに保たなければ本当の意味で美しい人とは言えないのである。
念仏には、前世そのまた前世から積もり積もった罪を滅していく功徳がある。法然上人もそうおっしゃている。
だから大丈夫、心はいつかきっと、キレイになってゆく。一念一念、心から「ナムアミダブツ」とお念仏を称えたいものである。
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