今月の言葉「さあ今だ 虫も小鳥も 生き生きと・・・」
「さあ今だ 虫も小鳥も生き生きと 見つめる先に 明日の歓び」
暖かい日が続き、周りを見渡せば色とりどりのお花が咲きこぼれる気持ちのよい季節となりました。庭を歩いてみると、アリやミミズなどの小さな虫から小鳥などの動物にいたるまで一斉に動き始めたように感じられます。
お釈迦様は子どもの頃、一匹のミミズが土の中から出てきたところに遭遇しました。すると突然、一羽の小鳥がそのミミズをくわえて空へと舞い上がったかと思うと、大きなワシが現れ、その小鳥を捕まえてしまったのでした。自然の摂理を目の当たりにしたお釈迦様は、小さな鳥を自分の身に置き換えて、この世の無常と生きることの意味を考え始めたといわれています。
この春、虫や小鳥を見ながらお釈迦様の少年時代に思いを馳せるのもいいかもしれません。そして生かされていることへの感謝と歓びの中に、明るいあしたへと歩んで参りましょう。
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