今月の言葉「ときには 下を向いて 歩くのも良い」
今月の言葉「ときには 下を向いて 歩くのも良い」
梅雨に入りジメジメとした日が続きますね。
お釈迦さまの国、インドでは乾季と雨季があって、修行僧たちは乾季には諸国を廻って人々に教えを説き、雨季には定住して自らの修行に励んだといいます。
雨季は草花やアリなどの小さな虫たちが活動する大切な時期。出歩いて草花やアリなどを踏んではいけないからだったと言われています。
1ヵ所に定住して瞑想することで、自らを見つめ、「正しい行いとは何か?」、「人としてどう生きるべきか?」を考える大切なひとときとしていたのです。
苦しい時でも上を向いて明るく過ごすのはとても大切なことですが、ときには自らの足下を見つめて、じっくり考えてみる時間も必要ですね。
梅雨空のように心が曇ってしまったら、下を向いてみて、自らの心を見つめながら、ゆっくり歩いてみても良いのではないでしょうか?
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