お地蔵さまが喜んでます!

境内の六地蔵とお掃除小僧(ホウキを持つお地蔵さま)へ素敵な帽子とマフラーが贈られました。

なんと寒い冬に合わせてニット製です。お地蔵さまはきっと喜んでいらっしゃることでしょう。奉納された方はどなたかはわかりませんが、優しいお心遣いに感謝申し上げます。

ところで赤い帽子とよだれかけには次のような意味があるといいますが、皆さまご存じでしたか?

帽子とよだれかけは「子どもが元気に育ちますように!」との願いが、そして「赤色」は魔除けの意味があるとされています。

親より先に亡くなった幼い子ども達は、賽の河原で石を積んで功徳を積もうとします。そこへ鬼が現れてせっかく造った石の塔を金棒でこわしてしまうのです。

そこで子ども達は助けを求めてお地蔵さまの足下へすがるのです。こうして鬼にいじめられている子ども達を守ってくれるのがお地蔵さまなのです。だから昔から「子どもの成長を見守る菩薩さま」として信仰され、赤い帽子とよだれかけが奉納されるようになったのです。

今よりも幼くして亡くなる子どもがたくさんいた時代。「かわいい我が子が元気でありますように」と願っていた親心が伝わってくるお話です。

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