人間国宝の講談師、神田松鯉独演会 大盛況!!

7月24日(日)、中之条町ツインプラザ交流ホールにおいて本県出身で人間国宝の講談師、神田松鯉先生の独演会が開催されました。

カシャ退治プロジェクトの最大の目玉といえるこの企画。新型コロナウィルス第7波が拡大する中でしたが、感染予防対策を徹底しながら予定通り行いました。

神田松鯉先生の語り口に思わず聞き入ってしまい、あっという間に時間が経っていく。「これぞ人間国宝」である。

オリジナル講談「清見寺に伝わる妖怪カシャ退治伝説」が人間国宝によって語られるという、清見寺再興400年の歴史に新たな1ページを刻む貴重な一日となった。

↓詳しくはクラウドファンディングのアップデート記事をご覧ください!

https://motion-gallery.net/projects/seikenji-nakanojo/updates/42242

夏休み寺子屋教室のご案内

小学生を対象にした寺子屋教室を開きます!
小刀づくりのワークショップのほかに
読み聞かせと紙芝居があったり
けん玉と輪ゴムマジックで遊んだり・・・

午前と午後のどちらか都合のよい時間をお選びください

【講師】
小刀づくり:剣持直利先生
けん玉:篠原智彦先生
読み聞かせ:蜂須賀克明先生
【持ち物】
水筒・帽子・ハンカチ

夏休みの思い出にオススメです。
お土産付き!

参加ご希望の方は清見寺まで
℡:0279-75-2396
E-mail:naka.seikenji@gmail.com

吾妻忍者の割田下総守重勝について

吉川英治の短編小説「乱波者」の主人公

――乱破者の眼には山ほどの都合の好い走り場所はなかった。樹木がある、岩陰がある、谷間がある。自身を人間と思わずにさえ行動すれば、人間の手に捕まるような事はなかった――

 吉川英治の短編小説「乱破者」(続編「盗心畑」)の一節である。これは昭和7年、週刊朝日に連載された割田下総守重勝を主人公にした小説である。タイトルの「乱破者」とは諜報活動に長けたいわゆる忍者のことをいう(須破又は透破とも)。

この小説は続編となる「盗心畑」も含め、中之条町の鍋屋旅館によって発行された「金の草鞋」第4巻(昭和37年)に収録された。冒頭の文章は、北条方が陣取る大戸城へ忍び込む割田の様子が書かれた部分である。短編小説「乱波者」は、のちに『吉川英治全集』48巻(昭和58年、講談社)に収録されている・・・・・・・・・・・・・・・・

(この続きは下記URLをクリックしてご覧ください↓)

https://motion-gallery.net/projects/seikenji-nakanojo/updates/41950

今月の言葉「弥陀の浄土へ導かれ 蓮のうてなに招かれて」

「弥陀の浄土へ導かれ 蓮のうてなに招かれて」(「浅間山噴火大和讃」より)

群馬県北西部と長野県にまたがる浅間山は、1783年(天明3)の4月から断続的に噴火活動を続け、旧暦7月8日(新暦8月5日)、ついに大噴火を起こしました。死者1500名以上という有史以来最大の噴火でした。

とくに嬬恋村の鎌原(旧鎌原村)は土石なだれによって、人口570人中死者477人という甚大な被害を受けました。「浅間山噴火大和讃」(滝沢対吉原作・鎌原司郎補正)は、その災害を後世へ語り継ぐために明治初年に作られたといわれています。今月の言葉はその和讃の一節です。

「弥陀の浄土に導かれ 蓮のうてなに招かれて」

(阿弥陀さまのお力によって極楽浄土へ導かれ、蓮台に招かれて、みほとけと同じように乗せていただけて・・・)

※念仏を称えれば阿弥陀さまの本願力によって、極楽浄土に蓮の花(蓮台)が開き、乗ることができるという浄土信仰の教えに基づく

大切な家族を亡くして悲しみに暮れながらも、「阿弥陀さまのお浄土へ必ず救われる」ことを願い、力強く生き抜いた人々の様子が伝わってきます。

間もなく噴火から240年の節目を迎えます。自然の驚異を知り、決して災害を風化させず、後世の人々へ正しく伝えていきたいものです。

※国道沿いの掲示板の言葉について解説しています