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今月の言葉「勝とうとすることと負けまいとすることはちがう」

「勝とう」とすることと「負けまい」とすることはちがう

人類学者、霊長類学者でゴリラ研究の第一人者、山極寿一先生のことば(『人類で大事なことはみんなゴリラから教わった』より)

サルはけんかを始めると、みんな勝ちそうなサルに加勢する。ちょうど人間が弱い物いじめをするのと同じように、はっきりとした階層社会をつくる。それに対してゴリラは、勝ち負けをつくらずに、けんかを止める。これはだれもが同じようにつきあおうとする対等社会をつくることを意味するという。このことからゴリラの態度のほうが人間のめざす社会にちかいのではないかというのである。

学校でのいじめ問題もそうだ。強い方に加担してはいけない。また、こども社会だけでなく戦争が終わらないのもそうだ。私たちが明るい社会をつくるためには、「勝とうと」することよりも「負けまい」とする態度が必要なんだなと実感した。

浄土宗からのメッセージ「(前略)社会に慈しみを、世界に共生(ともいき)を」と同じことがいえるんだなと学ばせてもらった。

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