秋のお彼岸(25日まで)

おはぎをお供えして合掌

お墓参りはお済みですか?

今年の秋分の日は22日。太陽が真西に沈むこの日を中心にした1週間は、昔から極楽浄土を思い、自らを省みて行いをただし、ご先祖さまを供養する期間です。

煩悩により正しく見たり考えたりできない私たち。何が正しいか人それぞれ異なることもあるでしょう。

しかし真実は1つ。仏さまに手を合わせ、時には身も心もゆだねてみてはいかがでしょうか?

娘が作ったお供えのおはぎ

無縁墓(むえんぼ)こそ大切。みんなで手を合わせましょう!

無縁墓(全景)

この度無縁のお骨を埋葬する納骨室が完成しました。
無縁のお骨とはいえ、ご供養は大切です。

なぜなら「自分」も「他人」も区別しない清らかな心こそ、み仏の道に繋がるからです。

浄土宗で毎日お唱えするお経(総願偈)に
「自他法界は利益を同じくし、共に極楽に生じて仏道を成ぜん」
(生きとし生けるものすべてが自分も他人も等しくご利益を得て、ともに極楽に生まれて仏道を完成させましょう)
とあります。

誰にとっても「自分」が一番大事です。でもその心は「自分さえよければそれでよい」という自分への執着(しゅうじゃく)の心となります。病気になって死が近づくと自分の体への執着の心は一層増すばかりです。それは苦しみの原因、煩悩(ぼんのう)といえるでしょう。

だからこそお釈迦さまは「自分」のことばかり大切にしていてはいけないとお説きになられたのです。一人でも多くの人が「他人」を思いやることで、この世の中は少しずつ安らいた世界になっていくはずです。

難しいことですが、その道を歩むのが「菩薩」の道です。観音さまやその他すべての「菩薩」さまは「さとり」を求めて修行に励むとともに、苦しむすべての人々を救うことを「誓願」(お誓い)となさいました。そのため今も苦しむ人々を救い続けてくださっているのです。

前述のお経(総願偈)のすぐ前の句は、
「菩提は無上なれども誓って証せんことを願う」
(さとりの道はこの上もなく遠いものであっても必ずそれを体得すると願います)
です。

私たちは苦しみの原因となる煩悩の火を滅し尽くそうとする志を持ち、どんなに遠いものであっても一歩ずつさとりへの道を歩みたいものです。

「なむあみだぶつ」と阿弥陀さまのみ名を称えて共に仏道を歩みましょう。

無縁墓工事1

無縁墓2

今日のお寺ヨガのお話

今日はお寺ヨガがありました。ご参加いただきありがとうございました!

ヨガが終わったあと、少しだけ次のようなお話しをしました。

毎年この時期になると台風による豪雨災害が深刻です。先日の台風10号も予想より勢力が弱まったとはいえ、残念なことに死傷者が出てしまいました。昨今の気象環境の変化により、自然災害に備えていたとしても想定をはるかに超えることもあり、災害から命を守ることがとても難しくなっているといえるでしょう。

さて、昔から私たち人間は自然災害や疫病流行などのあらゆる災禍に遭遇しながらも、それと戦い、乗り越えようとしてきた歴史があります。先人たちがあらゆる苦難に直面した時、人間の力をはるかに超えた存在を信じ、神や仏に祈りをささげることで恐怖や不安を取り除き、立ち向かう勇気に変えてきました。今も各地に伝わる祭りは先人たちの知恵と勇気の結晶といえるでしょう。

中学校で教える道徳科の学習指導要領(生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること)には、「美しいものや気高いものに感動する心をもち、人間の力を超えたものに対する畏敬の念を深めること」とあるように、今も中学校では「人間の力を超えたもの」(学校では宗教的なことは教えないので神・仏とは記さないが)への「畏れ敬う心」を深める指導をすることになっています。

コロナウィルスによる社会生活の変容によって、私たちは不安な毎日を送っています。そんな私たちは今、神仏を敬い、祈りを捧げる心こそ大切にしなければならないのではないでしょうか。

浄土宗の根本経典のひとつである『仏説無量寿経』に次のように説かれています。

「天下和順(てんげわじゅん)日月清明(にちがっしょうみょう)風雨以時(ふうういじ) 災厲󠄂不起(さいれいふき)」

(天下太平で天体上の災難なく清らかで明るく、風や雨が時に応じて適度であり、災厲(天災や疫病)起こらず)

お寺では昔から平和な世の中がいつまでも続くことをねがってこの句が大切に読誦されてきました。

祈ることは決して恥ずかしいことではありません。自分が弱いからでもありません。祈ることによって自分の力ではどうにもならないことをきちんと受け入れ、正しく物ごとを見つめ、生きる力を与えてくれることでしょう。どうか祈りを大切に。

花手水

玄関の水鉢にお庭のお花を浮かべてみました。

色鮮やかで、気持ちも華やぎます。

玄関左手にあります。

ぜひご覧ください。

次の写経は9月22日(秋分の日)

次回の写経は秋彼岸の中日です。ご先祖さまへの感謝と共に自己の修養に写経はいかがですか。どなたでも大歓迎!

ご参加お待ちしております。

新型コロナウィルス感染防止対策として玄関やテーブルにアルコール消毒、室内の換気等を充分行います。

【時 間】午後1時~2時半

【持ち物】筆ペンの用意がありますが、好みの筆持参でもOKです。

【参加費】300円

【申込み方法】電話またはメールにて事前にお申し込み下さい。

℡:0279(75)2396

E-mail:naka.seikenji@gmail.com

※毎月第4火曜日に開催しております。