桜見頃です!

例年より早く開花した桜が今、見頃を迎えました。

参拝と一緒にお花見もお楽しみいただけます!

本堂の聯4枚修復終わる

本堂の聯4枚の修復が終わりました。

揮毫:福田循誘上人

福田循誘上人

嘉永2(一八四九)年生まれ。安政6(1859)年4月8日、福田行誡が住す小石川伝通院清浄心院で得度し、行誡の師慧澄より循誘の名を授かった。行誡に常随して仕え、のちに法灯を継ぎ福田姓を名乗った。明治3(1870)年伝通院学寮主、同17年に深川本誓寺(東京都江東区清澄)の住職となる。能書家として名高く『浄土宗全書』(初版)の題字をはじめ、碑文等に手跡が残っている。大正4年2月27日入寂。(『新纂浄土宗大辞典』より一部抜粋)

本堂前に紅葉(モミジ)を植えました!

本日、本堂前に紅葉を植えました!

植樹後に手前の石(三波石)を配置しなおして完成。いつもお世話になっている桜井造園さん、ありがとうございました。

あとは由緒板の設置を待つのみ・・・。

今月の言葉「おーい、君の家が虹の中にあるぞオ」

今月の言葉は吉野弘さん「虹の足」の一節です。

雨上がり、雲間から注ぎ込む陽の光。

一面に広がる田圃の中に「虹が足を下ろした」。「虹の足の底に小さな村といくつかの家がすっぽり抱かれて染められていたのだ」と続く。

「それなのにそこに住んでいる人は、家から飛び出して虹の足をさわろうとする人影は見えない。」

そこに住んでいる人たちへ、バスの乗客が呼びかける言葉が「今月の言葉」です。

「おーい、君の家が虹の中にあるぞオ」

そして最後はこう結びます。

  そんなこともあるのだろう

  他人には見えて

  自分には見えない幸福の中で

  格別驚きもせず

  幸福に生きていることが――。

吉野さんはこの詩で、「幸せは自分では気づきにくいものなんだ」と教えてくださっているように思います。

本当は今のままで幸福なのに、もっと大きな幸福が手に入ると思っていたら、いつまでたっても心は満たされることはありませんね。

来月には桜も開花し、散策も楽しい時期となりますね。「本当の幸せとは何か?」を考えつつ、日々大切に進んでまいりたいものです。