「オリジナル輪袈裟」申込受付開始!

清見寺の「オリジナル輪袈裟」の申込受付を開始いたしました。

寺号(清見寺)、山号(長岡山)、宗紋(月影杏葉紋)、寺紋(持合四つ七宝)織り込み、正絹輪袈裟です。

お寺への参拝(清見寺はもちろん本山その他の場合にも)や葬儀に参列の際にも着用していただくことができます。「あまり使用頻度はないなぁ・・・」と思われるかも知れませんが、たとえば毎日仏壇で、あるいは墓参で着用するとすれば、結構使う機会はあるのではないかと思います。

申込締め切りは3月24日。代金は8,000円です。

申込ご希望の方は清見寺まで。

※ただし申込総数102本以上でなければこの金額では製作できなくなります。その場合、製作を取りやめになる場合もありますのでご了承ください。

ところで袈裟について簡単に説明しますと・・・

袈裟とはもともとインドでお釈迦さまやお弟子さまが身に着けていた着物でした。田んぼからたくさんのお米が得られるように、袈裟を着けることで幸福(功徳)が得られるので福田衣(ふくでんね)ともいわれます。仏さまの弟子となり、貪(むさぼ)らない、(いか)らない、愚痴(ぐち)をいわない、という三つの苗を福田に植え、身を清め、心を整え、人として正しい行いをするためにあります。

今月の言葉「一丈の堀を越えんと思はん人は・・・」

明けましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いいたします!

さて、皆さんは「今年はこんな年にするぞ!」という抱負はあるでしょうか? 自ら目標を設定し、それに向けて励むことは素晴らしいことですね。

今月の言葉は宗祖法然上人の「つねに仰せられける御詞」からです。

「一丈の堀を越えんと思はん人は、一丈五尺を越えんとはげむべし」

一丈は約3メートルです。勢いをつけて跳ばないと、途中で足が「じゃぼんっ」と水に浸かってしまうかもしれません。オリンピック選手なら8メートル跳ぶことができるようですが、普通の人なら3メートルの幅でさえもかなりたいへんです。その堀を越えようとするなら、はじめからそれよりもっと幅の広い、一丈五尺(約4.5m)の堀を越えるつもりで励まなければならないという意味です。

法然上人は阿弥陀さまの救いもそれと同じで、中途半端な気持ちでお念仏をとなえるのでは極楽往生は遂げられない。「必ず極楽往生が叶う」と強く信じることの大切さを説いておられるのです。

たとえば野球選手がバットでボールを打つ瞬間を考えてみましょう。スイングを始動してからボールにただ当てるだけでは鋭い打球にはなりません。いくら鋭いスイングであっても遠くへ飛ばすことはできないのです。どうすれば遠くへ飛ばせるかというと、バットにボールを当てた瞬間から、ボールを乗せるようにして打ち返す、つまりフォロースルーが大切なのですね。

必ず打ち返すという鋭いスイングのように、私たちも目標に向かって「強い信念」を持ち、今年一年励んでまいりたいものですね。

中之条イーグルス必勝祈願

少年野球チーム「中之条イーグルス」の子どもたちが必勝祈願のため参拝

本堂内で祈願法要のあと、お守りを授与

そして梵鐘を順番で撞いたり、大きな蓮台の上で今年の目標を叫んだり・・・

今年一年、病気やケガをせず、良い結果がでることを祈念しています。

頑張れ! 中之条イーグルス!

除夜の鐘、本日23時~

本年中はたいへんお世話になりました。

さて、毎年恒例の除夜の鐘、今年は23時から開始します。どなたでも撞いていただけます。

なお、本堂正面も開けてお入りいただくこともできます。夜の本堂、美しいです!

皆様のご参拝、心よりお待ちしております!

返礼品を発送しました!

本日ファンディングの返礼品を発送しました。

予定よりお届けが遅くなってしまい申し訳ございません。

アーティストTETTAさんがデザインした「手ぬぐい」、「御朱印帳」、「虎太郎お守り」や、刀剣入りの「刀御守」など、完成した返礼品はとても素晴らしい出来栄えとなったと思います。これもコレクターの皆さまをはじめ、関係者各位のご助言のおかげと感謝いたします。

なお、リターンの「アーカイブBOOK」(2万円・3万円・5万円コースの方への返礼品)は、刀剣が完成する来年夏頃の発行となります。発行次第なるべくすぐにお届けいたしますのでそれまで楽しみにお待ちください。

また、「各奉納帳への記名」・「七條袈裟への墨書」は、刀剣と七條袈裟完成後、来年秋に一般公開させていただきます。来年秋、「刀剣」と「七條袈裟」を本尊阿弥陀如来さまへ奉納する式典を予定しております。奉納式招待セット(5万円コース)を選択いただいた方へは詳細が決定次第ご案内させていただきます。

引き続き吾妻の魅力発信、伝統文化継承に努めてまいりたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

カシャ退治プロジェクト実行委員会 代表 長田正澄

新年のお札と浄土宝暦の送付について

大変遅くなってしまいましたが、新年の「お札」と「浄土宝暦」を明日(26日)発送いたします。

檀信徒の皆さま、到着までもうしばらくお待ちください。

なお、来年1月に「オリジナル輪袈裟」を製作します。今回限りとなりますので、この機会にぜひお申し込みいただきたく存じます。

詳しくは後日ご案内させていただきます!

木製の和幡(わばた)きれいになりました

堂内の木製和幡(わばた)が洗いの作業を終えて帰ってきました。

新調した時のように、とはいきませんが、かなりきれいです。今回の本堂修復で、後ろの金箔壁紙も張り替えたので一層明るさを増した感じ。

美しい本堂になりました。

今月の言葉「やさしい心の持主は・・・」

今月の言葉は吉野弘さんの誌「夕焼け」から。

「やさしい心の持主は 他人のつらさを自分のつらさのように 感じるから」

主人公の娘は、満員電車に乗車してきたお年寄りに二度までは席を譲る。しかし次に現れたお年寄りには席を譲らない。でも心のやさしいその娘は、譲ろうかどうしようか迷っているのである。「美しい夕焼けも見ないで。」という最後の一文が印象的な詩です。

 この詩の中で、お年寄りに席を譲ろうとしたのは主人公の娘だけ。どうして他の乗客は席を譲ろうとしなかったのだろう・・・。苦しい思いをしているその娘がかわいそうに思えてくるのは私だけでしょうか。「やさしい心の持主は いつでもどこでもわれにもあらず受難者となる」けれど、この娘のように他人を思いやることはとても素晴らしいこと。

世の中お互いに支え合って生きていくことはとても大切ですね。「いつも自分のことで精一杯・・・」とならないように、やさしい心を持ちたいものです。

それは仏さまの慈悲心(抜苦与楽)に通ずるものであります。